ブラック3兄弟

こんにちわ、
マイコーのブラック&ホワイトは名曲だと思うJUBIAです。
本日は、苦手なモンスター達について冷やかに語りたいと思います。
Fではまだ見ぬモンスターもいますが、今の所、私の中のブラック3は下記の通りです。
・ヴォルガノス
・エスピナス(ノーマル種)
・ミラボレアス
自分の苦手な部分を克服するべく、分析した結果、彼らにはある共通点がある事が判明致しました。
・ヴォル→追尾型超粘着這いずり
・エスピ→追尾型超音速突進三連発
・ミラボ→追尾型超低空飛行爆撃
えぇ、どれも追尾型です。
追尾モード搭載の最新鋭モンスター型ロボットなのでしょうか?
それとも、単に私の逃げ惑う背中が彼らにとって、ヨダレが出る程魅力的に映っているだけなのでしょうか?
どちらにせよ、克服するしかありません。
えぇ、彼らの素材もまた必要なのです(キリッ
現在70ちょっとのHRも、100を迎える頃にはきっとブラック3もホワイト3に進化している事を願います。

JUBIAタイマー

こんにちわ、
ログイン中、トイレが長引くとログアウトされないかビクビクしながら籠もるJUBIAです。
本日は、前からふと思う事を書き記したいと思います。
一人でインする時は、大抵は自由区にいます。
サービス開始時より、よく広場内のあちこちで寝そべっている人や、端っこのテーブルにポツンと一人で座っている人を見掛けます。
とても、気になります。
落し物猫で広場を駆け巡ってる時や、武器屋を行ったり来たりしている時に、そういった方々をよく見掛けます。
とてもとても気になります。
寝そべっている人を見掛けると「この人、二日酔いなのかしら?」、ポツンと一人で座っている人を見掛けると「この人、何か悩み事でもあるのかしら?」と、そばを駆け抜ける時についチラ見してしまいます。
私は一時間に一度、カプコンタイマー発動前後に休憩しますが、私が席をはずす時はいつも、マイハウスへ移動してから席をはずします。
公衆の面前にポツンとキャラを放置したりなんてしません。
彼らは一体・・・・・・・・・・・・・謎です。
今まで二度程、長時間、席をはずし過ぎて強制ログアウトされた事がありました。
慌てて逆鱗の数などを確かめたものです。
問題はありませんでしたが、それ以降、離席時間には気を使ってます。
どこかでログアウト防止の設定があるのかもしれませんが、説明書的なモノは基本読まない性質なので暇があれば探してみるとします。

モスと僕の章 後編

『では逆に聞きますね?あなたは毎日何をして生きていますか?』
「何って…色々とだよ」
モスは、男が毎日のように樹海にやってきては別段何をするわけでもなく、ただ呆然と寝転がっているのを遠くから見ていた。
『あなたの食事は誰が用意しているのですか?』
「そんなの母さんに決まってるよ」
『あなたが生きていくのに必要なゼニーを稼いでいるのは誰ですか?』
「父さんだよ」
『もし、あなたの両親がいなくなったら、あなたはどうやって生きていきますか?』
(親がいなくなるなんて、今まで考えた事なんてないよ。…僕はどうやって生きていけばいいんだろう?)
男は黙り込んでしまった。
『あなたはあなたの出来る事をやればいいだけなのです。ここでは何もしない生き物はいません。仮に何もしない生き物がいたとしたら、その生き物は絶滅することでしょう』
遠くの山々へ赤く染まった夕日が沈みかけてきた。
『日が暮れてしまいますので、そろそろ私は住みかに帰りますね』
モスはそう告げると、くるりと男へ背中を向けて歩きだした。
「あっ、おいっ、…その、良かったら家で僕と一緒に暮らさないか?敵もいないから安全だし、茸だって毎日たらふく食わせてやるよっ」
モスはゆっくりと男へ振り返った。
『私の居場所はここであり、村の中ではありません。外敵もいれば茸が不作の時もありますが、私達はそういった事を乗り越えて今を生きています。それはこれからもずっと変わりません』
「…それじゃあ、明日また来るからここで会おうよ」
『私達には明日の保障がありませんのでお約束できませんが、運がよければまたどこかでお会いしましょう』
モスは男の返事を待たずに、二度と振り返る事なくゆっくりと草むらを歩いて行った。
男は、モスの小さな背中が見えなくなるまで静かに見守っていた。
モスの姿が見えなくなってからしばらくして男は家路へと歩きだした。
が、その足取りはひどく重く感じられた。
モスと話した内容を一語一句思い出しながら男は歩き続ける。
男の家が遠くに見えてきた頃、男の足取りは軽くなっていた。
家に到着した男は、玄関の前で深呼吸をし、勢い良く扉を開けた。
「ただいまーっ。母さん、僕明日から仕事探しに行くよ!!」

モスと僕の章 前編

生い茂った木々から木漏れ日が差す中、男が一人、草むらに寝転がっていた。
男はこの場所が余程気に入ってるようで、暇を見付けてはこの樹海へ足を踏み入れるのであった。
但し、今この男は暇を見付けるどころか、暇を持て余している次第だ。
何の仕事をしても長続きせず、嫌な事は全て人のせいにし、家族も皆呆れ果て、村人達からも相手にされないつまはじき者だ。
今日もいつものようにぼけーっと仰向けに寝転がり、真上に見える生い茂る木々を黙って見つめていた。
そこへ一匹のモスがやって来た。
どうやら、男の近くに生えている茸を食べにきたようだ。
男はゴロンと俯せに体勢を変え、両肘をつきながら茸を食べるモスをじっと見つめた。
(いつ見てもモスって、常に何か食ってるよなぁ~。
そんなに食ったら太るぞ。
あっ、こいつらは食われる為に沢山食って太らなきゃダメなのか。
しっかし、不細工だよな~。
頭のコブやら背中の苔やら、なんとも言えないよな~。)
『私達モスにとって、この姿に不便を感じた事は無いなのですよ』
「うわっ、なんで声に出してないのに分かるんだよっ?!」
『いかにも不憫そうな目付きでじっと見られたら、考えてる事ぐらい分かるのですよ』
「不便じゃないって、思いっきり不便そうじゃないか!空を自由に飛びたいとか思った事ないのか?」
『空を飛ぶ必要が無いから、翼はいらないのですよ』
「あ、足だって長けりゃ高い木に生えた茸をたらふく食べれるかもしれないだろ?」
『地面に生えている茸で十分なのですよ』
「その姿だってもっと可愛いければ、皆から可愛がられるかもしれないだろ?」
『あなたの言う“皆”とは、一体誰の事を言ってるのですか?』
「うっ…ウチの母さんとか…村長さんとか…む、村の皆だよっ!」
いつのまにか男は、俯せから起き上がり、あぐらをかいた。
『私達はペットではないのですよ?寧ろ村人達にとっては食料としか見ていないのです』
「うっ、だったら逆に食う側のランポスとかになりたいとか思わないのかっ?!」
『…ついこの前、ランポスに生まれたばかりの子供を食べられました』
「えっ?!…あ、ほ、ほらやっぱりアイツらの方が全然いいじゃないかっ」
『でも、それはここでは極自然の事なのです。私達はいくら食べられても、それ以上に子供を増やさなくてはいけないのです』
「なんかおかしいじゃんよ、自分の子供が食われたのに悔しくないのかよ?悲しくないのかよっ?!」
『私達には肉食獣に歯向かう牙や爪がありませんし、歯向かおうとも思いません。子を増やし続ける事がせめてもの抵抗なのです』
「…やっぱり嫌だよ、そんなの…うっ、食われた子供が可哀想だよ、ひくっ…」
いつのまにか男は、体育座りの状態で、抱えた膝へ涙と鼻水でぐしゃぐしゃの顔をうずめた。
これまで、口喧嘩では誰にも負けた事がなく、ましてや誰かに涙一つも見せた事の無い男だったが、自分ではどうしようもないくらいに涙が止まらなくなっていた。
『あなたが悲しむ必要はないのです。…もちろん、子を亡くした時には悲しみました。でも、いつまでも泣いていたら日が暮れてしまって、新しい住みかを探す事ができなくなってしまうのです。』
「………」
『私達モスにはモスとしての領分があり、それを超える事なくただ暮らしていければそれで満足なのです』
「………それでも…」

慢心

ガラガラガラガラッ
ドサッ
「いったーーいっ!!もうちょっと静かに降ろしてよー、こっちは怪我してんだかんねっ!」
狩りの途中、モンスターの攻撃をまとにくらって動けなくなった女ハンターは、荷車救急猫隊にキャンプ地へと運ばれたのだった。
ガラガラガラガラ…
女ハンターを乗せてきた荷車が帰っていく。
(まったくもうっ、髪がぐちゃぐちゃじゃないっ!何あのピンクゴリラ、アタシに向かって屁かますなんてっ!匂い取れたかなぁー?)
くんくんと自分の装備の匂いを確認する女ハンター。
すると視界に一匹の救急猫が何やらニヤニヤしながら立っていた。
「なっ、なんなのよアンタ!帰ったんじゃなかったの?」
『帰ったのは後輩ニャ』
「…で?アンタはそこで何してるワケ?」
女ハンターに質問された先輩猫は待ってましたとばかりに、
『キミに見せたいモノがあるのニャ』
「な、なんなのよっ?!」
女ハンターは身構えた。
(例え相手が猫だからって容赦しないんだからねっ)
先輩猫はコホンと一つ咳払いをすると、右腕をくの字に曲げ、何やらリキんでいる表情が伺える。
女ハンターは、先輩猫が何をしているのかが理解できずにいた。
「あの~っ、失礼ですが…何してんのアンタ?」
『あー、全然ダメニャ、見て分かんないかニャー、我ながらホレボレする素晴らしき筋肉だニャ』
よく見ると、先輩猫の力を込めているであろう右腕の二の腕部分にぽっこりと小さな山ができていた。
(それとアタシと何が関係してくるのよっ?)
女ハンターは、深い溜め息をついた。
『この五年間、一日も休まず、数多のハンターさん達を運んだおかげでこんなに筋肉が発達してしまったニャ。更にコレを活かすべく、来月にはロックラックへ筋肉留学することになったのニャ』
「…で?」
『それまでの一ヶ月間、後輩を立派な後継者になれるよう教育しなくてはいけないニャ』
「…はぁ」
『やはり教育実習は現場が一番ニャ』
「…左様で」
『実践でたたき込むには、未熟なハンターさんが必要ニャ』
「…なんか嫌な予感がするんですけどぉ~?」
『そこで白羽の矢をキミに決めたニャっ』
「あーやっぱり、そうなっちゃいますぅ~?」
先輩猫はアタシに、毎日最低でも5クエ(重たいクエは尚可)は回してもらわないと困る的な事を言ってきたけど、そんなのこっちも困るっつーの。
もう、アタシに死ねと言ってるよーなもんじゃない。
でもコイツ、なんだか面倒くさそうな性格してそーだから、適当に返事だけでもしとくか。
『筋肉入魂祭で優勝したアカツキには、キミもロックラックへハンター留学させてやるニャ、これから一ヶ月間やられっぱなしじゃハンターとして成長しないニャ』
あー、どこまで面倒臭い奴なのよ!!
そうこうしてる内に、クエスト達成のベルが鳴り響くのであった。

運命 後編

そう、キャラバンへ向かったはずの主人だった。
既に通り過ぎて行った荷車を追い掛けるべく来た道を引き返し、大声を張り上げて荷車を引いてるアイルー達を呼び止め、事情を聞く。
どうやら向かったキャラバンが満員で、仕方なく仲間達と森丘へリオレイアを狩りに行き事故に合ったらしく、残った仲間達はまだリオレイアを狩り続けているらしい。
あぁ、ダメ。
そのリオレイアは背中にいるこの子の母親なんだから。
しかし、危篤状態の主人も放ってはおけない。
苦渋の選択を強いられたが、とにかく今は荷車と共に病院へ向かう。
病院へたどり着いた頃、息も絶え絶えの主人が何かを言おうとしている。
口元に耳を近付けると、
「…た…卵…ぐっ」
そう言い残すと主人はそのまま息を引き取ってしまった。
卵が何だって言うの?
悲しみにくれるキエルであったが、その時、背中から雛の鳴き声が聞こえた。
そうだ、この子だけでも親元に返してあげないと。
涙で濡れた頬を拭い、急いで森丘を目指す。
急がなければ、狩り仲間達に討伐させられてしまう。
それはなんとしても阻止せねばならない。
森丘に辿り着き、双眼鏡でリオレイアを探す。
いた。
洞窟の上を旋回している。
洞窟へ急ぎ、中へ入ると地上に降りたリオレイアと、それを取り囲むかのように仲間達が武器を構えている。
待ってーーーーっ!!
大きく張り上げた声も虚しく、一人の武器から激しい爆炎がリオレイアに向かって放出された。
爆炎を受けたリオレイアは、その巨体をドンッと地面に倒れこんでしまった。
急いでリオレイアのそばに駆け寄り、顔の前に卵ケースから取り出した雛を差し出す。
リオレイアは、しばらく我が子を見つめた後、キエルを目線を移し、何かを訴えかけるように数度瞬きをし、そしてゆっくりとその瞼を閉じた。
その様子を見ていた仲間達の内、最年長であろう男がキエルに近づいてきた。
「…キエルさん、ご主人の敵は無事討ちました。して、ご主人の容態はどうですか?」
呆然と雛を抱えるキエルは、無機質にその男に目をやると、主人が息を引き取った事、この雛の事を全て話した。
すると、仲間達の中で一番小柄な男がウッウッと嗚咽を漏らした。
「すんませんっ!!全部俺のせいです!」
ゆっくりとその小柄な男へ顔を向ける。
男は泣きじゃくりながら、事の経緯をキエルへ話した。
仲間達は洞窟の中へ入り、リオレイアが現れるのを待っていた。
待っている間、主人が卵を見付けたらしく、今、親であるリオレイアを狩るのは止めようと言い出した。
しかし、小柄な男が血気盛んに、どうせいつかは狩るのだから今狩っても問題は無いと言いだし、足元の卵を蹴り出した。
蹴った衝撃で卵は割れたが、小柄な男は残った卵も割り出した。
それを止めようと主人が小柄な男を突き飛ばした時、リオレイアが洞窟の上空から降り立った。
主人の足元に散らばる卵の破片を見付けるや否やリオレイアは主人に突進した。
卵に気を取られていた主人は、振り返るのが一時遅すぎて突進を避ける間もなく勢い良く突き飛ばされ、洞窟の壁に全身を叩き打ち、そのまま下へ崩れ落ちていった。
全て聞き終えたキエルは、ふっ、主人らしいわねと笑みを浮かべた。
最年長の男が、キエルへ話し掛ける。
「その雛はどうするつもりですか?まさかキエルさん、育てるつもりではありませんよね?仮にも肉食ですし、成長したら…」
キエルは男へ向かって、皆まで言うなと手の平を見せた。
残された家族同士…なんて傷の舐め合いじゃないけど、この雛の運命は私達が今どうのと決め付けるのはどうかと思う。
このまま巣に置いて行けば、ランポス達の餌食になるのは目に見える。
自然の摂理と言えばそれまでかもしれないが、この状況を作り出したのは私の迂闊な行動のせいでもある。
かと言って、一生面倒を見れる訳でもない。
独り立ちできる迄は面倒を見るが、それからはこの子が自分の運命を決めるべきだ。
例え将来どこかのハンターに狩られるとしても…
とりあえず、この雛は持ち帰って子供とどうするか相談するわと男達に言い放ち、キエルはその場を後にした。
本当にこれでいいのだろうか?
とそこへ小柄な男が追い掛けて来た。
ハァハァと息を切らしながらもその男は、
「キエルさん、この先何か困った事があればなんでも協力しますんで、なんでも言って下さいっ!!」
キエルは笑みを浮かべ、
振り返らずに一言「ありがとう」と右腕を天高らかに振り上げた。

運命 前編

私はキエル。
私は今、一人で森丘のとある洞窟の中にいる。
なぜこんな場所に一人でいるかって?
子供の誕生日にアプトノスの卵をプレゼントしようと、卵を取りにきたってワケ。
昔は、田舎町だけど女ハンターとして名を馳せたもの、運搬ぐらい一人で十分よ。
プレゼントが卵なのも意味があるの。
命あるモノを育て、命の重みを解ってもらうだけじゃない。
私達が食肉としている動物アプトノスをあえて育てさせ、食べ頃になった時にどうすべきか考えさせるの。
どっちが正解とかじゃない。
物事をよく考え、理解し、一方的じゃなく、色々な意見を交換しあえる、そんな大人なって欲しいと思ってね。
どこかの学校でもモスとプーギーを飼育させて、どっちがどうとかやってたわね。
まぁそれよりも見て。
私はこの日の為に、パートでキャラバンの案内役をやりながら地道に貯めたゼニーで特注の卵ケースを作ったわ。
運搬って皆、胸に直に抱えて走るじゃない?
それってどうなの?と思うワケ。
リュック型で蓋付き、内側はもちろんプチプチの保護シートを張ってもらったの。
これさえあれば、多少の衝撃にも耐えられるし、難なく走れると思うわ。
さて、無事に卵もゲットした事だしアイツらに見付かる前にとっとと帰ろうかしらね。
巣から降りて洞窟を出ようとした瞬間、羽音が聞こえてきた。
まずい、急がないと。
今日は武器を置いてきてるからアイツの相手はしてられない。
洞窟を出て、強走ティーを飲み干す。
あとはただ突っ走るのみ。
なんとか無事に自宅に到着できたが、休み無しで走ってきたから汗だくだ。
卵を置いてシャワーでも浴びるか。
と、その時
ビシッ、ビシーッ
あっ、私の背中の体温で温まり過ぎたかしら?
急いで子供を呼んでこなきゃ。
庭で近所の子と遊んでいた我が子を家に呼び戻す。
子供は歓喜の声をあげながら、卵から孵る様子をまじまじと見つめていた。
ピキャーッ、ピキャーッ
孵ったアプトノスの子は、少し異様な形をしていた。
「ママーっ、この子翼あるよぉ?」
雛は、まだ鱗も無く短い翼をパタパタと動かし、餌をねだるように鳴いている。
なんて事だ!
よりによって、リオレイアの卵を持ち帰ってくるとは…
どうしたものか。
今ならまだあの巣に戻せばなんとかなるか。
自分が育てるんだと泣きじゃくる子供をなんとか説得し、孵ったばかりの雛を卵ケースに入れる。
ふっ…
卵ケースに生きた雛を入れる事になるとは。
森丘へ急ぐ為、冷蔵庫から強走ティーを一本取出し、グイッと一気に飲み干す。
卵ケースを背負い、家を飛び出して町の入口に差し掛かった時、向こうから何やら人を乗せた荷車がやってきた。
きっと不慣れなハンターが怪我でもしたのね。
その荷車とすれ違う瞬間、誰が怪我をしたのか荷車に目をやったその時、キエルは一瞬で凍り付いた。

虚栄

ここはとあるハンターのガーデン。
このガーデンで働く猫達を取り仕切っているのが、麦わら猫だ。
麦わら猫は、猫達を取り仕切る一方で、ハンターである主人の留守中に近くの密林などに出掛け、素晴らしき目利き術により掘り出し物を見付けてくるのが仕事だ。
そんな忙しい日常を送る麦わら猫のところへ主人がやってきた。
仕事から帰ってきた主人は、あちこちが傷だらけだ。
『おや、ご主人、今日も仕事失敗ですかニャ?』
麦わら猫は、主人へ傷の直りが早くなるという秘薬を手渡した。
『して、今日は誰にやられたのかニャ?』
「ガルルガだよ」
『(ギクッ!)ガ、ガ、ガルルガさん・・と言いましたかニャ?』
「ああ、まったく・・傷一つ付けられなかったよ、片目に傷があったけどアレ付けた奴すごいよな~」
『(あわわ、あわわっ)』
麦わら猫は、走馬灯のように先日の出来事が頭の中を駆け巡り、軽いめまいに襲われた。
いつものように、掘り出し物を探しに密林へ出掛けた時、崖の上に何か秘宝らしき匂いを嗅ぎ付け、崖をよじ登り、その匂いの元を探し始めた。
匂いの元はマタタビだった。
(コレは帰ってからの自分へのご褒美とするのニャ)
マタタビを葉にくるみ、大事そうにポーチにしまう。
(さ、そろそろ帰るとするかニャ)
登ってきた崖とは違う方の崖から降りようとした。
(コッチのが帰るのに早いのニャ)
降りている途中、一匹の虫が麦わら猫の回りをブンブンとしつこく飛び交い、払い除けようと持っていたピッケルを軽く振り回した時、足元が滑って崖から転げ落ちる格好になってしまった。
と、その時、崖下にはなんと!イャンガルルガがいるではないか!
『あーーっ、危ないニャーーっ、そこをどくニャーーっ!!』
何かと思い顔を上げたイャンガルルガの頭に、落ちてきた麦わら猫が激突し、持っていたピッケルがイャンガルルガの片目をひっかく形でずりずりと落ちていった。
あまりの痛さにイャンガルルガは我を忘れて怒り狂い、激しい咆哮をあげながらジダンダと激しく足踏みをした。
『(あわわっ、だからどいてと言ったのニャ・・)ごめんなさいなのニャ~』
危うく踏み潰されそうになりながら、麦わら猫は謝罪の言葉を発したが、当のイャンガルルガの耳には届かず、むしろ激しく暴れだした。
(あわわっ、コレはもうダメだニャ、ココは退散するに限るニャっ)
麦わら猫は、その場から逃げるように立ち去った。
それ以来、密林へ出掛ける時はあのイャンガルルガに遭遇しないよう、抜き足差し足で掘り出し物を静かに物色する日々が続いた。
(はぁ~、もうあんな思いはしたくないのニャ)
麦わら猫は、プルプルと硬直していた体を揺さ振った。
「ん?どうかしたのかい?」
『あの~、ご主人、ガルルガさんの片目の傷は私が付けたのニャ・・それで・・』
と言い掛けた時、
「お゛ーーっ?!スゴイなお前っ!!だてに麦わらかぶってたワケじゃないんだ~、いやぁ~他のハンターに自慢してやるよ、ウチの麦わらはスゴイって!」
(あ、あ~、片目のガルルガさんを討伐して欲しいんニャけど・・なんか言えない雰囲気ニャ)
『ま、まあ、昔とったキネヅカだニャっ』

番外編② ゲームデザインについて

こんにちわ、Toshiyaです。
今回は、賛否両論ある課金アイテムについて
主観を述べたいと思います。
この事については、非常にデリケートな事だと思いますので
あくまで、個人的な意見を述べてるにすぎない事をご了承下さい。
先日、XBOX版MHFも、ついに課金アイテムの販売が始まりました。
私は、課金については賛成派です。
ですが課金のみで、運営するのではなく、
月額費用も発生し運営していく事にも賛成です。
タダでやらせろ。とか課金だけにすれ。とか心無い言葉を
掲示板に書き込み、さも、自分の意見が正しいかのような極論を並べる方を、
あちこちで見るのには心を痛めている次第です。
ゲームに直接関係ないアイテムを課金で出す事。
それがないと、行けない場所があったり、クリアできなかったりするのに
課金アイテムが絡むことは、どうかと考えます。
ですのでプーギーの服や、消耗品、マイトレポイント等は悪くないと思っています。
インナーや髪型などのイメチェンポイントなどは、もろ手をあげて賛成です。
逆に課金武器、防具が
ユーザーが時間をかけて作ったものより、強くてはいけないと思います。
少し性能が低いか、なにかしらのリスク、およびペナルティがある位が、
ちょうどよいのではないでしょうか?
どちらかというと、性能が同じで色違いの防具なんかを、
たくさん出す方が良いのではないでしょうか?
でも、いきなり色違いの防具が買えてしまうのもどうかと思うので、
作った防具の色を変えれる素材を課金で出した方が良かったのかもしれません。
既にシステム的にはSPシリーズ等が出てしまったので、上記のようにはなりませんね。
少し残念ではあります。
オリジナルシリーズ(課金)には色違いをターボパック等で展開しているようですが、
デザインが同じで色が違うだけなのにシリーズの名前や、性能まで違うのが残念です。
どうして、ああいうことになってしまったのでしょう。。。
まぁ、何が正しくて、何が間違っているという事はありませんし、
選択肢があることはいいとおもいます。様々な防具があるのはいいのではないでしょうか
なぜなら、基本的にモンスター1種にひとつのシリーズだから、
キットのマギサシリーズや、パックのガンナーに特化したデザインのガンズシリーズ
女子高生の制服みたいなシリーズなどは、課金(オリジナル)でこそ出るべきだと思っていますw
(逆に制服みたいなものは、モンスターやアイテムに紐付けないでほしいw生産券で十分w)
ゲームである前に、ビジネスでもありますから、
ユーザーの意見も大事ですが、客だからといって何言っても許される訳じゃないでしょう。
最近問われるモラルの問題でもあります。
全てが良い方向に向かう事を祈っております。