ねこぱんち

こんにちわ。
毎月「ねこぱんち」を愛読しているJUBIAです。
さて、今月の「ねこぱんち 銀河号」。
今月のグラビアは黒猫さんです。
黒猫といえばスリムな印象がありますが、グラビアの黒猫さんはお顔がちょっとポッテリしてますね。
私も♂の黒猫を2匹飼っていた事がありましたが、メチャメチャやんちゃな子達でした。
「ある日チョーミーと」(2本立て)
人気急上昇なのでしょうか。
ブサイクな飼い猫チョーミーを溺愛する飼い主が、チョーミーに翻弄される姿が面白いです。
欲を言えば、チョーミーはもっとブサイクでもいいかも(*ΦωΦ)
「もっと!しょぼにゃん」(2本立て)
いつも通りの残念なしょぼにゃん♪
土佐犬に間違われたニャウザー、私は嫌いではありません(*ΦωΦ)
2本目の執事猫のキリリとした表情に吹きそうになりました。
「まほろばのねこ」
ねこぱんちの中で一番好きな絵です(*ΦωΦ)
結構ホロッとくるような物語が多いです。
黒猫のジンクスなんて気にしない、気にしない♪
「ちんまりチロQ」
幼猫のチーちゃんがとってもカワイイ(*ΦωΦ)
保育士の先生は何故か犬。
「きょうのらすぼす譚」
いわずもがなな良作♪
怖い顔のらすぼすですが、すこぶる紳士。カッコイイです。
「江の島ワイキキ食堂」
ねこぱんち唯一の続き物。
とうとう、化け人魚が出てきました。
続きがとっても気になるぅ~。
「想いの彼方」
飼い主をこよなく愛する”なんなん”がメチャカワイイ(*ΦωΦ)
ゴゴゴゴ・・・と殺気立ったなんなんもカワイイ♪
今回は同居猫のチャッチャの出番が多いね。
・・・というか、どうして想いの彼方が一番最後の掲載なのかしら?
人気無いのかな・・・。
JAMPと違って人気順の掲載では無い事を祈ります。
我が家の愛猫は、大晦日の前日に天へと旅立ちました。
連れ添った期間が長いだけあって、立ち直るのには相応の時間が必要でした。
思わず捨て猫を見付けてしまったら・・・そういう縁でも無い限りは、もう猫は飼わないと決めております。
しかしながら、ねこぱんちは今後も愛読したいと思います。
グラビアにハァハァしながら(ノ≧∀≦)ノ

月刊情報、モンスター在り!

月に1度、各地に散らばっていた特派員のモンスター達が一同に集まり、モンスター新聞を作っていた。
そして今月号の新聞が完成した。
【モンスター新聞!今月号!!】
[今月のトップニュース]
●イビルジョー首相、辞任確定か?!
10日未明、全域を統べるイビルジョー首相は、辞任する事を一部の関係者へほのめかしたという。
理由については、以前より、歳のせいか全域を視察するのが肉体的にキツイと洩らしていた為、体調不良を理由に辞任するのではないか?と各関係者はみている。
[今月のゴシップニュース]
●世紀の異色カップル誕生か?!
ティガレックス亜種さんと、テツカブラさんに熱愛発覚。
二匹はそれぞれ、未知の樹海パークで知り合ったもよう。
世間では「えっ?あの二匹が?」「まさか、そんな・・・」と驚きを隠せないようだ。
テツカブラさんにインタビューを試みると、「私のようなモンスターでも、恋が叶うことがあるんだなって、今、幸せを噛みしめています」と照れながらも、熱愛を認めた。
一方、ティガレックス亜種さんの方は、取材は一切ノーコメントでと取材を拒否している。
今回、この熱愛の成就を記者として祈るばかりだ。
[今月の事故・事件]
●遺跡平原で新手の遺跡荒しか?!
遺跡平原で、今月未明、石橋の一部が欠けているのをたまたまそこを通りかかったモンスターが発見し、直ちに行政へと連絡した。
付近に住むモンスター達は、「非常に脆くなっていた」「いつかは崩れると思っていた」「遺跡を荒らすモンスターは許せない」と、不安と荒らしたモンスターに対する不満をあらわにした。
これを受けた行政は、来月までに遺跡パトロール隊を結成するもよう。
●まさに灼熱の喧嘩?!
地底火山で、テオ・テスカトルとグラビモス亜種による、壮絶な喧嘩が勃発し、数匹の怪我モンスターが出た。
調べによると、本来、テオ・テスカトルとグラビモス亜種はそれぞれ生息エリアを分けていた為、出会う事は無かったと思われていたが、この日たまたま二匹が同エリアで遭遇し、縄張りを巡っての喧嘩が生じたもよう。
怪我をしたのは、クンチュウとリノプロスで、どちらも軽い火傷を負っているとのこと。
その喧嘩を目撃したモンスターによると、互いに熱線やら炎ブレスやらで、ただでさえ暑い地底火山が、まさに灼熱地獄のようだったと話している。
●アルセルタス、御用!
地底洞窟にて、通行モンスターのイーオスさんへ不用意に緑色の粘液を噴射したとして、アルセルタスが逮捕された。
かねてより、地底洞窟で不審者が出没するとの通報を受け、モンスターポリスは巡回を強化していたが、この日も被害直後、近くにいた巡回中のモンスターポリスがイーオスさんの悲鳴を聞き付け、駆け付けたところ、逃げようとしたアルセルタスを逮捕するに至った。
アルセルタスの供述では、「むしゃくしゃしてやった」「誰でもよかった」「後悔している」等、供述では素直に話している様子。
一方、被害にあったイーオスさんは、防御ダウンの効果が切れるまで、モンスターポリスに保護された後、無事に帰宅していったという。
なお、世論では「誰でもいいなら自分で自分に噴射しろよ」「むしゃくしゃしてても、モンスターに迷惑かけてる時点でアウト」「後悔するぐらいならやるな」「死ねばいいのに」等の痛烈な批判が大多数。
厳重な処罰を願うばかりだ。
[来月のお天気]
遺跡平原:概ね晴れ
地底洞窟:湿度に注意
原生林:ところにより一時スコール
氷海:今年一番の氷点下を記録
地底火山:猛暑につき、水分補給を忘れずに
天空山:落下物に注意

THEラインパズル

こんにちわ。
今月は出費がかさんだJUBIAです。
眼鏡っ子の私は、今月、視力低下により眼鏡を新調しました。
3万円・・・チャリーン。
ゲームのし過ぎ?
いや、仕事のし過ぎと言っておきましょう。
そして、最近は車の調子も悪く、朝一や仕事帰りには一発でエンジンがかかるものの、コンビニやスーパーに寄った後、5~15分経ってからエンジンをかけると、3回目でようやくかかる事がしばしば。
早速、行きつけの車屋さんに見てもらったら、ウォッシャー液が出る所からプラグの所に水が入ってそれが溜まったせいでエンジンのかかりが悪かったようです。
交換してもらったプラグを見たら、見事に錆びてました。
プラグを4本交換して7万円・・・チャリーン。
再来月には車検もあるというのに・・・とほほ。
さて、本日は「THEラインパズル」。
SIMPLE DLシリーズVol.29のTHEラインパズルです。
3DSで、5/28~400円で配信されています。
早速チャリーン。
マス目に表示されている数字をヒントに線を引いていき、一筆書きとなるようにします。
ピクロスと違って完成しても、何かの絵柄になる訳ではありません。
お試しのライン引きも出来るので、確定している所まで線を引いたらお試しで何度も繰り返し試すことができます。
12×8、15×10、18×12の3種類のサイズで、計100問もあります。
・・・が、難しい。
最初の1問を解くのに3日かかってしまいました。
3日目以降、ようやくコツを覚えて次々とクリアしていきましたが、15×10問題のステージ25位以降から詰んでしまいました。
ピクロス的に考えていたのが甘かった。
これは、今溜まっている他のゲームが終わり次第、じっくりと続きをやっていきたいと思います。

天への挑戦

孤島の緑生い茂る地で、ケルビの雌達が世間話をしていた。
「宅のご主人、いつ見ても立派な角よね~」
「そうそう!それに比べたらウチの主人なんて恥ずかしくって~」
「ふふふ、実は私、あの角に惚れて結婚したのよ~っ」
褒められた角を持つケルビは、回りにも自慢できる程、立派な角を生やしていた。
「立派で、立派で、今にも天を貫きそうだわよね」
「んも~、言い過ぎよぉ~」
「あっ、天を貫くと言えば・・・なんか噂で、本当に天をつらぬく角を持ってるモンスターがいるんですって?」
「え~?何ソレ?そんなのいたかしら?」
「噂よ、ウ・ワ・サ!」
褒められた角を持つケルビの妻は、自分の主人の角が世の中で一番だと自負していた為、その話を聞いて内心穏やかではなかった。
「おとぎ話でしょ~?」
「ううん、何て言ったかしら・・ア・・アル・・・そう!アルバトリオン!!」
「あ~、聞いた事ある~!アルバトリオンって!」
「何でも、神域っていう所に住んでるみたいよ」
「神域自体、おとぎ話じゃないの~?誰も行った事ないんでしょ~?」
「だって・・・ねぇ?一度入ったら、二度と生きて戻れない所でしょ?」
「そうそう!友達の友達が言ってた話だけど、すごく暑くてそこにはアルバトリオンしか存在してないって!」
「ふ~ん・・・」
話が主人の角からアルバトリオンに移り、それが盛り上がるのを冷ややかに聞いていたケルビの妻。
「でもね~、実際にこの目で見ない事には、にわかには信じがたいわよね~」
「そりゃそうだけど・・・」
と、その時、どこからともなく低い声が響いた。
「・・・我ハ・・存在ス・・ル・・」
「キャァっ?!」
「何今のっ?!」
「えっ?!」
「・・・我ハ・・アルバ・・トリオン・・也」
「キャーーっ!!」
「ヤダーーっ!!」
「怖いーーっ!!」
それきり、二度とその声は聞こえなかった。
「どこから聞こえたの?」
「その辺にいるの?」
「まさか、神域からのテレパシー??」
「やめてよ~っ?!今夜眠れないじゃないっ!」
「私、帰るねっ!」
「私もっ!」
「待ってよ!私も帰るから置いてかないでぇ~!!」
ケルビ達は、足早にその場から去って行った。
すると、茂みの中から一匹の小さなケルビの雄が出てきた。
「けっ!おばはん達がビビってやんのっ!」
アルバトリオンの真似をしたのは、イタズラ好きで有名な雄ケルビの仕業だった。
一方、実際の神域では・・・。
「ハーックショーイッ!!っとぉ~、ちくしょう!」
オイオイ、誰か俺の噂でもしてるのか?
それとも夏風邪か?
こんな暑い所で風邪なんてシャレになんないぜ。
・・・っかし、暇だなーっ!
誰か来ねえかなぁーっ!!
アルバトリオンが一匹、暇を持て余していた。

THE BOOM 解散

こんにちわ、Toshiyaです。
THE BOOMが解散すると聞いて複雑な心境となりました。
自分はブームが好きでした。
物心ついた時に島唄が流行り、好きになり、
ヴィジュアル系の曲にハマるまでブームの曲を聴きまくってました。
最近はめっきり聴くこともなくなり、
買うこともなくなってました。カラオケで歌わなくなりました。
今、「時がたてば」を聴きながら書いてます。
この曲が大好きです。
若い頃聞いて、こんな良い曲をありがとう。と思い
歳をとった今、この曲を聞くと深く入り込み涙が出そうです。
真夏の奇跡が大好きです。
有罪が大好きです。
ブランカが大好きです。
帰ろうかなが大好きです。
そばにいたい。です。
TROPICALISM -0° までの曲、全てにほろ苦い思い出が結びついてます。
今度、歌います。気持ちを込めて。
自分のそばには沢山の素敵な歌があるので寂しくありません。
今まで、ありがとうございました。
お疲れ様でした。
Mステで初披露した「手紙」は、挑戦的であり革新的だったと思います。

我が家のハムシター事情13

こんにちわ。
かまってちゃんの♀子ネズミさんに翻弄されるJUBIAです。
最近、困った事に♀子ネズミさんが給水器のキャップ部分をガジガジします。
「ちょっと、水の出が悪いわよ!ここを齧って緩めたら少しは良くなるのかしら?」
と思ってかどうか分かりませんが、困ったものです。
キャップをガジガジする♀子ネズミさんの気をそらす為に、チップに上に放置されていた梨バーを拾い、ケージの外から♀子ネズミさんを軽くツンツンしてみました。
すると、梨バーに食い付いてきました。
ケージ越しに梨バーを移動させると、梨バーを追ってどこまでも付いてきます。
「やだっ、なにこれっ?面白いわね」的な表情。
動く梨バーに興味深々です。
これで一件落着と思い、梨バーをチップの上へ放置すると、動かなくなった梨バーには興味がないのか、また給水器のキャップをガジガジし始めました。
仕方なく、また梨バーを拾い、♀子ネズミさんをツンツン。
移動する梨バーを執拗に追い掛けてくる♀子ネズミさん。
遊んで欲しいのかしらね?
君は猫かっ?!
これを2~3度繰り返すと、給水器のキャップの事はすっかり忘れたようですが、困ったものです。
ネズミ用の動くおもちゃなんて売ってないしね。
また、♀子ネズミさんはケージをガジガジすることはありませんが、ケージをベロベロするんです。
味しないでしょ?
ケージガジガジじゃないので、ケージベロベロは放っておきます。
すっかりアグレッシブな性格になってしまった♀子ネズミさん。
ケージの回りをパイプを繋げたような物は、きっとこんなネズミさんに好評なんでしょうね。

スピンオファンゴ君G

[リノプロス編]
ドドドドーーっ!!
ドドドドーーっ!!
砂原中に地響きが鳴り響いた。
「ちょっと!待ちなさいよーっ!」
「ごめんって言ってるだろっ、もう許してくれよーっ!」
「今度という今度は絶対に許さないわよーっ!!」
ディアブロスとディアブロス亜種がなにやら大ゲンカをして、ディアブロスがディアブロス亜種に追い掛け回されていた。
「私がちょっと留守にしたからって、私達の巣に他の雌を連れ込むなんてほんっと最っ低ーっ!」
「悪かったって!何も無かったんだから許してくれよっ!」
「何も無かったワケ無いじゃないっ!!」
ディアブロスのちょっとした浮気心が、ディアブロス亜種の逆鱗に触れたようだった。
ラングロトラやボルボロスまでもの大型モンスターでさえ、こうなってしまったディアブロス達の大ゲンカには太刀打ちできなく、皆、大きな岩陰など安全な場所で息を潜めて隠れていた。
ドドドドーーっ!!
グワシャーーっ!!
ドドドドーーっ!!
ガラガラーンっ!!
ディブロス達の派手な追い掛けっこで、蟻塚や岩山までもが崩れ落ちる。
崩れ落ちた蟻塚からはオルタロスの集団が避難する為に、引っ越し作業をしていた。
「おいっ、今度のケンカはマジでヤバイぞっ?!」
「マジかよっ?ったく毎度、毎度シュールじゃねーなっ!」
リノプロス達も避難するべく、大騒ぎをしていた。
「俺ら、とりあえず火山に避難するけど、おまえどうする?」
「火山か・・・。うーん、俺的にはシュールじゃねえな・・・」
少し前にファンゴが旅に出発した直後の出来事だった。
「あっ、俺、ちょっとシュールな旅に出てくるわ!」
「旅ってどこ行くんだよっ?アテはあんのか?」
「ん、まぁな」
火山へ避難するリノプロスの仲間を見届けると、リノプロスは一匹別の方向へと旅立った。

カセット入替え

こんにちわ。
世界樹とペルソナの融合に楽しいひと時を過ごすJUBIAです。
さて、本日は「パズドラZ」・・・と、「ペルソナQ」。
ラスボスのアヴァロンドレイク、3~4度挑みましたが、撃沈されております。
ラスボスの属性が木ということで、火の単色PTで挑んでいました。
左側の通路を通れば、運が悪くない限り、これでイケると思ったのです。
・・・が、インフェルノは同じ火でも柔らかいので、ゴリ押しで倒せますが、光属性の奴らが堅いのなんの。。。
ドロップ運もあれど、なかなかボス戦までにスキルポイントを温存する事ができません。
我がPTも、ほぼ全てカンストのLV99。
(一匹だけLV96)
これでもなかなか苦戦しております。
4度目は、惜しいところまでいきましたが、もうこれで満足した(疲労)感があるので、そっとカセットを入替えることにしました。
「ペルソナQ」。
ペルソナシリーズは、ずっと気にはなっていたのですが、一度もプレイした事がありませんでした。
このペルソナQで、初のペルソナとなります。
今までやり慣れた世界樹のシステムなので、ここからペルソナの世界を満喫したいと思います。
オープニングやら戦闘中の曲が、歌詞が付いてて、すこぶる良い曲です。
初回限定のサントラが付いていたので、後程ゆっくり堪能したいと思います。
チャートは、P3編とP4編の2つがあります。
私はP3編から始めました。
初っ端から迷宮へ入るまでのイベントが物凄く長いです。
そして、一度目の探索ではマップ機能がありません。
二度目からの探索でマップの作成ができるようになります。
それ以外は、何ら世界樹と変わりません。
FOEもいるし、素材を売って武器・防具等を購入といういつものシステム。
これから毎晩が楽しみになりそうです。

カウンターアンバランス

闘技場の一角に、ひっそりと佇む一軒のスナックがあった。
ここには、闘技を終えたモンスター達が夜になると、一匹、また一匹と姿を現し、一杯の酒をあおってその疲れた体を癒すのだった。
また、その店のママとチーママは、ある意味、この界隈では有名だった。
「いらっしゃい」
カウンターの中から、グラスを拭きながらアグナコトルが言葉を発した。
このアグナコトルこそ、この店のママだった。
「あら、ボルさん、今日は一匹?それじゃ、こちらへどうぞ」
ママは、客として現れたボルボロスをカウンターへと案内した。
「ママ、いつもの頼むよ」
ボルボロスがそう言うと、ママはグラスへ達人ビールを並々と注いだ。
「はい、どうぞ♪」
「・・・あれ?今日、チーママはいないのかい?」
「えぇ、遅刻よ!チ・コ・クっ!きっと昨日の深酒で寝坊してるんだわ、きっと。出勤したらお仕置きよっ!」
「はははっ、まぁまぁ。ママもどうだい?一杯、付き合ってよ」
「それじゃ、遠慮無しに三杯頂くわ♪」
ママは、グラスを三つ用意すると、それぞれに達人ビールを並々と注いで、それぞれを一気に飲み干した。
(い、一杯って言ったのに、勝手に三杯も飲みやがった!・・・ま、いいか・・・)
ボルボロスは、チビチビと自身のグラスへと口を付けた。
「あら、今日はなんだか冷えるわね」
全身が黒く硬化してきたママは暖房のスイッチを入れた。
ヴイーンと音を立てて暖房が効いてきた頃、
「ごめん、ごめん、ママー、遅刻したーっ!」
と、入口からチーママのアグナコトル亜種が勢いよく飛びこんできた。
「あっれー、ちょっと店ん中、暑くない?」
「アンタが走ってきたせいで、暑く感じるんでしょ?」
「えーっ?!・・・あっ、ママ、暖房入れたでしょ?」
チーママは、ヴイーンと稼働しているエアコンへと目をやった。
「アタシが暑いの苦手だって知ってて、もうっ!!ねぇ?ベリさんもこれじゃ、暑いわよね?だって、肉球に汗かいてるじゃない!」
チーママは、カウンターに座るベリオロスの手を取ると、エアコンのスイッチを冷房へと切り替えた。
「ちょっと?!勝手にリモコン触んないでよ!ここの温度はママである私の権限無しに変えるのはダメよっ!」
「何言ってんのよ、客が汗だくで飲んでるっていうのに、そんなだから繁盛しないのよ、この店はっ!」
「な、なんですってぇーーっ?!」
ママはカウンターから身を乗り出し、チーママと取っ組み合いの喧嘩を始めた。
狭い店内で、図体の長い二匹が乱闘を始めるのと同時に、その時、店にいた客達はいっせいに店の外へと飛び出した。
「いやーっ、参りましたね、あのママとチーママには・・・」
そうボヤくボルボロスの隣りには、首に手ぬぐいを掛けているアオアシラが立っていた。
「いや、そうでもないですよ。おかげでウチの商売も繁盛ですわ。ガッハッハ」
アオアシラは、闘技の傍らで本業は大工をしていたのだった。
「・・・あっ」
それに気付いたボルボロスは、なるほどとポンと手を打った。
目の前で繰り広げられる二匹の乱闘に、小さな店は瞬く間に破壊されていった。
「僕、思うんですけど、チーママに店を出してあげて、それぞれ暖房の効いた店と冷房の効いた店の両方を経営すれば、こんな事にはならないんじゃないかなって・・・」
ボルボロス達の横へベリオロスがやってきた。
「ばっ、バカっ!それをあのママに言うなよっ!ウチの商売に響くじゃねぇかっ!」
と、アオアシラがそれを口止めした。
「ま、今日はこれでお開きですね」
ボルボロス達は、二匹の乱闘の末を待つ前に、皆、店の前から立ち去って行った。