5日間連続小説②

二人のハンターが街を歩いていく
一人は漆黒のマントを風になびかせ
一人は紅蓮のハチマキを風に遊ばせ
危険なオーラを放つようにスタスタと
街の人たちは彼ら二人を好奇な目で見ている
カッフはそんな視線を気にしながらも用意してあったホットドリンクを口に合わないのかチビチビ飲む
そんなとき10歳くらいだろうか
幼いbrotherが漆黒のマントを装備したカッフに話しかけた
もちろんbrotherたちはキラキラの笑顔だ!
兄  「カッフ!何飲んでるの?」
カッフ「これはホットドリンクって ものだ」
弟  「あっ!ホットドリンクって知ってる!寒いところで戦うとき飲むと身体があたたまるやつでしょ!」
カッフ「そうだ。正解だ!」
兄  「戦うときって、、カッフまた狩 ってくるんだね!凄いや!」
弟  「さっきも狩ってきたのに、また 狩りにいくって本当に凄いや!! !でも、なんで今から飲んでるの?クエストで飲むんじゃないの?」
カッフ「ここで飲まないと俺は倒れてしまう。ハンターってのはクエスト出てから仕事じゃない!ここからも戦いなんだ!そして、このホットドリンクがどこまで効力があるか試しているんだよ!」
兄  「そっか!カッフはいつも戦いのこと考えてるんだね!」
弟  「さすがカッフ!だからカッフは強いんだね」
兄  「僕、大きくなったらカッフみたいな立派な、」
兄がそう言いかけたとき兄弟の母親がカッフたちから子供を引きはなそうと兄弟たちを抱きかかえ走っていく
母親 「カッフと話しちゃいけないって言ってるでしょ!カッフはただのオタクなんだから、あなたたちまでオタクになったらどうするの !」
兄  「カッフはオタクだよ!」
母親 「なっ!?」
兄  「オタクという称号はギルドマスターが与える、数限られたハンターにしか贈られない名誉ある称号だってカッフが言ってたんだもん」
母親 「オタクなんて称号ありません!!!」
兄  「でも、カッフは今また狩りにいくっていってたから凄いハンターなんだもん」
弟  「凄いハンターなんだもん!」
兄  「だから僕は大きくなったらカッ フみたいな立派な」
母親 「こらっ!(カッフも最初は、、)」
カッフはその光景を横目でみながら
まだ残っているホットドリンクを
飲み干し、美味しくなさそうな表情をした
ルードル「カッフ行くぞ。」
カッフ 「おう。」
ホットドリンクと漆黒のマントのおかげかカッフたちは無事に酒場へたどり着いた
酒場の前、看板がかかってる
[砂ぼこりを払ってから入店してください]
2人は砂ぼこりを払う
カッフは漆黒のマントを
ルードルは紅蓮のハチマキを
そして入店していく
ーバタンー
ーバタンー
カッフが出てくる
砂ぼこりが払いきれてないのだろうか漆黒のマントをバサバサと
動かし入っていく
ーバタンー
ーバタンー
砂ぼこりを払うカッフ
ーバタンー
店内
漆黒のマントの肩口に砂ぼこりをつけながらカッフが話す
カッフ「遅くなっちゃってごめんねちょっと狩ってきたからさぁ」
そこには戦闘マニュアル入門編(マンガでわかりやすく説明)を読んでいたカッフ、ルードルと同期のハンターカレアージがいた
カレアージ「狩ってきたって、またあれか?」
ルードル 「そう、またフィギュアだ。」
カレアージ「今日は何を狩ってきたんだよ?」
カッフ  「今日狩ってきたのはギギ、ギギネ、ギギネビュ」
カレアージ「あぁーギギネブラね。雪山に生息していて毒をもっている、クエストの途中卵を産み付けるんだろ。弱点属性は火だ!」
カッフ  「おまえ、相変わらず知識だけはあるよな。」
ルードル 「狩りしたことないくせにな!」
カレアージ「ルードルの筋肉だってただついてるだけでなんの意味もないじゃないかよ」
ルードル 「あほか!ランポス2頭狩ったっわ!!」
カレアージ「まじか?!2頭もか!!」
ルードル 「激戦だったけどな!」
カレアージ「それを自慢するならルードル君俺は知ってるんだぜ!」
ルードル 「え?!」
カッフ  「まさかそれって」
カッフとカレアージが向かい合って
カッフ、カレアージ「美少女はんたーち~ふ~どタンの、」
ルードル 「あーーーってかなんでカレアージも知ってるんだよ!」
カレアージ「見てたもん!」
カッフ  「ちなみに俺もな!」
ルードル 「えー二人一緒に見てたの かよ!!止めろよ!」
カッフ  「二人一緒にじゃないよ、別 々でみてたんだ。」
ルードル 「え?」
カレアージ「隙ありすぎだろww」
その時酒場にいる他のハンターたちが盛り上がった
「おおおおおおおおお!」
カッフ、ルードル、カレアージたち3人は声が上がり盛り上がってるほうを、けげんそうに見た。
カッフ「また、あいつらかよ….」
カッフたちが横目で視線を向けるところにはハンターたち10人くらい集まっていた
その輪の中心に2人のハンターがいるカッフたちと同期のゲッシンとセウユーだ
その2人に向かって集まったハンターたちはなにやら歓喜の声をあげている
ハンターA「やっぱりおまえたちは凄いな!どんなスキルか教えてくれ!」
ハンターB「本当にゲッシンとセウユー二人であのラオシャンロン亜種を討伐したのかい!やっぱり流石だ」
ハンターAは憧れを抱くように2人を見つめている
ハンターBは酒を飲みながら2人を見つめている
ハンターCは仲間を呼んだ
ハンターDがあらわれた
ゲッシン「ラオなんてたいしたことないぜ」
セウユー「あんなの誰でも狩れるだろ」
ハンターA「なぁ!スキルとか教えてくれよ!」
他ハンター「俺も!俺も!」
その時、街人の一人の老人が酒場に入ってきて武勇伝を語っているゲッシンとセウユーに話しかけた
老人  「すまないが、、、」
ゲッシン「あ?なんだ?じいさん」
老人  「凄いハンターさんなんじゃろ?一つクエストを受けてくれぬかのぉ?」
セウユー「は?クエスト?」
ゲッシン「おっ!どんなクエストだ?ラオか?シェンガオレンか?」
老人  「いやいや!とんでもない。家の畑にランポスが出でのぉ作物が荒らされて困っておるのじゃどうかハンターさん助けてくれぬかのぉ」
ゲッシン「はぁ?ランポス?俺達が今ごろランポスを相手にしろっていうの?」
セウユー「ボケるのもいい加減にしろよじいさん!そんなザコみたいなクエ今ごろ受けてられるかってのぉ」
老人  「そ、そんなぁ、、」
ゲッシンとセウユーはバカにしたように笑っている。それにつられてか
他のハンター達もわらっている
クエストを断られた老人はトボトボと酒場をあとにした
その光景を見ていたカッフたち
カッフ 「おじいちゃん可愛そうだな、、、それにしても!ちっ!なにがラオなんてたいしたことないだよ」
ルードル「セウユーも、誰でも狩れるって、狩れねーよ、」
カッフがそう言って席を座り直そうとしたとき肘がテーブルの上のスプーンに当たり床に落としてしまう
ーカラン、カランー
カッフ「 あっ!」
その物音に気づいたゲッシンとセウユーがニヤニヤしながらカッフたちに向かい歩いてくる
ゲッシン 「おやおや、カッフちゃん達じゃないのぉ!狩りもしてないのに酒場で飲んでるの?」
カレアージ「うるせぇなぁ!こっちに構うなよ!お前達はお前達で武勇伝でも語ってればいいだろ!」
ゲッシン 「まぁまぁ、そんなに怒る なよ。カレアージ、共にハンターを目指した同期のよしみだろ」
ルードル 「そうやってバカにするの が同期かよ!」
ゲッシン 「バカになんでしてないよ 。ただ俺はハンターとしての仕事もしてないのに酒場で何やってるのかな?って思っただけ」
カッフ  「おっと!!悪いが今日!俺 は狩った来た!フフフ」
セウユー 「は?買ってきたっていってもいつものフィギュアだろwww」
カッフ  「うるさい!そして、さっき から、ゲッシン!お前が俺のマントをちょっと踏んでるんだよ!」
ゲッシン 「おっと!ごめんごめん!黒いマントが汚れたな!」
セウユー 「もともと、汚いか!ハハハハ!」
カッフ  「これは漆黒だ!!」
ゲッシン 「え?」
カッフ  「なっなんでもない」
ゲッシン 「フッ!そんなにバカにさ れるのが嫌だったら、クエストの一つでも行ってみろよ」
セウユー 「どうせ無理だろうけどな」
ゲッシン 「その汚い黒いマントでも 一生、羽織ってるんだな」
カッフ  「くっそ!バカにしやがってクエストの一つや二つ行ってやろうじゃないの!!!」
カレアージ「ちょっ、カッフ!」
ルードル 「頭きた!カッフ!俺もバカにされたままじゃ終われないぜ!クエストに行くぞ!」
カレアージ「ルードルまで!もぅしょうがないなぁ」
ゲッシン 「はっ!まぁせいぜい頑張 れよ。」
セウユー 「どうせ、すぐに怖じ気づいて、クエストリタイアするだろうけどな」
カッフ  「すげーもん狩ってきてやる からな!!!!」
ゲッシン 「はい。はい。」
ー酒場の夜は更けていった!ー
その日の夜、カッフは自宅で悩んでいた
カッフ「狩ってきてやるからな、っ て言ってはみたものの、どのクエストに行けばいいんだ、、、」
その時カッフの自宅をノックする音がする
ーコンコンー
カッフ「ん?誰だ?」
扉を開けるとルードルがいた
ルードル「なんのクエストいこうか 、まずはクエスト選びだな」
カッフ「ルードル、一緒に怒ってくれてありがとな」
ルードル「いいってことよ」
ーコンコンー
カッフ 「ん?はぁい。」
扉を開けるとそこにはカレアージがいた
カッフ  「カレアージ」
大量の資料をもっカレアージはニコリと笑った
カレアージ「俺もやるよ!だから作戦会議だ」
カッフ  「ありがとう」
ルードル 「よし!みんなやるぞ!」
テーブルを囲み作戦会議をする3人
カッフのフィギュア、ファンゴやランゴスタ、リオレイアを自分達に見立ててシュミュレーションしていく
カッフ  「ここは、こうだから○◎&@*☆」
ルードル 「そうなったら@£&§&◎¥◎*@*」
カレアージ「そっちに行ったら%@ £&@&☆●%$¢£」
そうして夜は更けていった
明日の朝カッフたちはクエストに出発する