ハンティングされに行こう!

孤島のとあるエリアに、仲良し組である小さなクルペッコと小さなクルペッコ亜種が2頭ずつ、協会からの呼びかけにより集められた。
「・・・ねぇねぇ、私達って何で呼ばれたの?」
「えー?アンタ知らないで来たのぉ?」
以前、風で飛んできた大量のクーポンを、このクルペッコ達が沢山拾っていた事が発覚し、協会からこの件を無かった事にする代わりに、クーポンを持参して指定するクエストに参加しろと半ば半強制的な収集であった。
「このカメユークーポン、返さなくていいかもしれないよ♪」
「・・・亀の子クーポンって何?」
「違う、違う、カメユークーポン!」
「・・・カメユークーポンって何?」
「この前、いっぱい拾ったでしょ?」
「・・・あれって何に使えるの?」
「いっぱい集めると良い事があるんだってぇ!」
「・・・それって、どうやったら返さなくてよくなるの?」
「ハンター達から50分間、狩られなかったらだよ♪」
総勢4頭の内、約1頭が趣旨もよく理解せずに参加していた。
「・・・そもそもカメユーって何?」
「えー?アンタ知らないのぉ?」
「ジョジョに出てきたじゃんっ!」
「・・・ジョジョって何?」
「ジョジョはジョジョよ!スタンドとか出てくるアレよ!」
「そうそう♪有名だよ?知らないの?」
「・・・スタンドって部屋に飾ってるあのスタンド?」
「違う、違う、スタンドって言う能力よ!」
「そうそう♪色んなスタンドがあるんだよねー♪」
「・・・私にもそのスタンドっていう能力あるのかな?」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・あるワケないじゃんっ!!」
パ~プ~♪♪
クエスト開始の合図が鳴った。
「さぁ、みんな!クーポン取られないようにしてね!!」
「このミニマムボディでハンター達を翻弄してやるわ♪」
「私はひたすら逃げてよ~っと」
「あっ・・・クーポン忘れてきちゃった!」