スピンオファンゴ君

[ブルック編]
青天に恵まれたある日の高地。
そこにエルペの群れがいた。
「エルペたん、エルペたん、知ってる?」
エルペの群れに、一匹のブルックが近寄ってきた。
「クアルセプスっさ、あっ、名前長いならクーちゃんて呼ぶよ。クーちゃんてさ、海竜種だけど、どうしてこの高地にいるのか知ってる?」
「知らなーい」
エルペ達は面倒臭そうに答えた。
「なんかね、幼少期は海で過ごすけど、成体になったら陸で活動するようになるんだって。でもさ、それってヤゴと似てるよね?ヤゴに似てるって事は、クーちゃんは虫と一緒ってことだよね?」
「・・・・・・」
エルペ達は何も答えなかった。
「背中の水晶って、地中の鉱石を食べて皮膚が硬くなったらしいんだけど、水晶って言えば砂漠にいるアクラ・ヴァシムにも付いてるよね?でも、アクラ・ヴァシムのは結晶って言うみたいなんだけど・・・」
「あの・・・フレに呼ばれたので移動しますね^^; 」
エルペ達は、ブルックの返事も待たずにその場を立ち去った。
「UZEEEEEEEEーーーーっ!」
「しかも「たん」付けで呼ぶな、糞g!」
「なんかさー、あのブルックってキショイよね?」
「ただのモフデブのくせにっ!」
「そうそう、アイツがいるだけでこの辺の温度が5℃は上がるよね!」
「もっさり感がパないよね~!」
「いつも口ばっかりで、ある意味地雷だよね~アイツ!」
「BLに登録しとかない?」
「さんせー!」
「さんせー!」
「さんせー!」