インタビュー ウィズ ホルク

えー、本日はホルクのホロンさんへ、仕事やプライベートなどについてインタビューしたいと思います。
あっ、ホロンさんが見えました。
バサッ、バサッ、バサッ。
ここは海岸沿いのちょっとした入り江にあるホルク専用の訓練場。
少し突き出た岩の頂上に一羽のホルクがやってきた。
記者である私は、訓練場の教官に許可を得てから岩の手前に椅子を置き、インタビューの準備をした。
ホ:おまたせ~。
記:いえいえ、それにしても立派な龍色の羽ですね。
ホ:ご主人様が龍属性になるようにって貴重な古龍の肉をくれるのよ。ふふんっ。
古龍の肉が食事の為か、気分はすっかりセレブのご様子だ。
記:食事は古龍の肉と(メモメモ)。色々な古龍を食されてグルメさんになったのではありませんか?
ホ:とんでもないっ!ナヅチばっかりよ!!たまにはラオとかラオとかラオとか食べたいんだけどねっ(怒)
同じメニューばかりで少しご機嫌斜めになってしまったようだ。
記:でっでも、最近は食事のメニューが少し変わったとか?
ホ:龍属性がMAXになったとかで、最近は虫ばっかりね。まったく腹の足しにもならないわ。私、こう見えて肉食ガールズだからっ。
虫も貴重なたんぱく源だと思ったが、これ以上は進行に差し支えるので、話題を変える事にした。
記:えー、まずお仕事についていくつか質問したいと思います。
記:ハンターの補助役としてクエストに同行するんですよね?
ホ:ええ、そうね。
記:主にどういった補助をするのでしょうか?
ホ:突いたり、爪で引っ掻いたり、威嚇したり、あとはご主人様からの指令によるわね。
ホ:あっ、依頼達成後は、頑張ったご褒美に私の羽をプレゼントすることもあるわ。まぁ、その時の気分によってだけどね。
記:「学びの書」なるものもハンターへ渡す時があるんですよね?
ホ:それはギルドからの支給が無いとあげられないのよ。別に私が溜め込んでイジワルしてご主人様へあげてない訳じゃないからねっ!ふんっ。
記:羽にしても書物にしても、もらったハンターは喜ぶでしょうね?
ホ:そういえば最近、禿げない程度に羽をあげると、少しご主人様の視線が冷たい時があるわね。。
少し悲しげな表情で小さい溜息をつくホルク。
またもや話題を変えることにした。
記:・・・でっ、では、視聴者の皆さんが心待ちにしているプライベートについて質問したいと思います。
記:同じホルク同士での繋がりとかはあるのでしょうか?
ホ:えっ、えぇ、あるわよ。
ホ:最近は村雨君と仲が良いわね(ポッ)
記:村雨氏とは、よく狩りが一緒になるんですか?
ホ:えぇほぼ毎回一緒だわね。依頼達成後に一緒に飛び回ってお互い近況報告とかし合ってるの。昨日何食べた?とか。うふっ♪
記:村雨氏とは、どんなホルクなんでしょうか?
ホ:そーねぇ、真っ白に輝いてて、まだ私が習得していないブレスとか吐けて、とっても優秀なホルクだと思うわ。
記:既に熱愛報道がチラホラとありますが?
ホ:(ポッ)ご想像におまかせします♪
プーポー!!
遠くでクエスト出発のお知らせ音が鳴り響く。
ホ:あっ、ごめんなさい。ご主人様が出発する時間だわっ。
記:では、この続きはまた後日という事で・・・
ホ:今度アポとる時は、ルコ刺しなんかがいいわね♪
そう捨て台詞を吐くと、少し身支度をしてからホルクは旅立って行った。
短い時間ではありましたが、熱愛報道の真相には迫れませんでした。
次回は、渦中の村雨氏に突撃したいと思います。
以上、訓練場からお送りしました。