クリスマスの双生児

「お~れたっち、ふったご~の、そ~せ~じっ♪」
「お~れたっち、ふったご~の、そ~せ~じっ♪」
砂原に仲良し双子のボルボロスがいた。
兄「なぁ、知ってるか?」
弟「なんだよ?知らねーよ」
兄「まだ何も言ってねーよっw」
弟「www」
兄「なんかよ、ハンター達がもうすぐクリスマスだからって浮かれてるらしいぜ」
弟「クリスマスって何だよ?栗と鱒の祭りかよ?」
兄「ちげーよ、誰かが生まれた日だってよ」
弟「誰かって誰だよ?」
兄「そこまで憶えてねーよ、でも、なんか偉いヤツらしいぞ」
弟「偉いってどんだけ偉いんだよ?」
兄「知らねーよ、・・・ジエン・モーランぐらいじゃねーの?」
弟「マジかよっ?!スゲェな、ソイツ!」
クリスマスの話に盛り上がるボルボロス達。
兄「でよ、そのクリスマスにお祝いするんだとよ」
弟「お祝いって何すんだよ?」
兄「なんか美味いもん食ったりするんだとよ」
弟「なんだよ?それいつもと変わんねーじゃん」
兄「でよ、プレゼント交換とかもするんだってよ」
弟「プレゼントって何だよ?」
兄「・・・美味いもんじゃねーのか?」
弟「なんだよ、それww」
兄「俺らもプレゼント交換するか?」
弟「何をプレゼントすんだよ?」
兄「何かだよ、何か・・・やっぱ貰って嬉しいもんじゃねーのか?」
弟「イイネ!」
ボルボロス達は、互いにプレゼントする物を探しにバラバラで出掛けた。
しばらくして、ほぼ同時に帰ってきたボルボロス達。
兄「ただいまー」
弟「ただいまー」
兄弟「同時かよっww」
兄「ほらよ、お前へのプレゼントだ、受け取れっ!」
兄は、弟へお腹が黄色く膨らんだオルタロスを一匹差し出した。
弟「ほらよ、こっちもプレゼントだ、受け取りやがれっ!」
弟は、兄へお腹が緑色に膨らんだオルタロスを一匹差し出した。
兄「・・・いつもの飯じゃねーかww」
弟「しかも、一緒ってww」
「お~れたっち、ふったご~の、そ~せ~じっ♪」
「お~れたっち、ふったご~の、そ~せ~じっ♪」