それいけ!ファンゴ君(16)

ボクは、偉大なるドスファンゴになる事を夢見て、二人旅をしている。
ボクらは取り敢えず、メラルー達が言った通りに真っ直ぐに進んだ。
「あー、さかなっ、さかなっ(^q^)」
あーちゃんがまたはしゃぎだした。
こんな砂だらけの所に魚なんているワケないだろっ、bk。
って、おぃっ?!
ボクは自分の目を疑った。
砂の中を大きな魚のようなものが悠々と泳いでいる。
なんだよ、コイツら。
溶岩の次は砂かよっ?!
ボクは世界が広いことをまざまざと感じた。
「このおさかなね、しっぽでじめんをたたくとでてくるんだぉ(^q^)」
あーちゃんはそう言うと、自慢の尻尾で地面を思い切り叩いた。
すると、砂の中を泳いでいる魚の中でも一際デカイ茶色の魚が飛び出してきた。
おぃおぃおぃっ、小っちゃい方にしとけよっ、ks。
茶色の魚はしばらくもがもがしていたが、起き上がると、ボクらに向かって砂ブレスを吐いてきた。
ほらっ、怒らせてしまったじゃないかっ。
仕方ないにゃぁ。
またあの作戦でいくかっ。
ボクはあーちゃんへまた例の作戦を耳打ちした。
「らじやぁ~(^q^)」
はーっ、呑気なもんだ。
誰のせいで・・・、そんな思いをボクはその茶色の魚へと思い切りぶつけた。
魚は、勢い余って倒れ込んだものの、すぐに起き上がり、また砂の中へと戻ってしまった。
そして今度は、悠々と大きく円を描くように砂の中を泳ぎだした。
はーっ、まったく・・・。
あーちゃんは、また尻尾で地面を叩こうと狙っている。
「もーいーよ、あーちゃん、早く先に行こう」
gdるあーちゃんを無理矢理、先へと進ませた。
この辺に、アプケロスの群れはいなかった。
移動したのだろうか?
ボクらは川岸の方へ行くことにした。
暗い洞窟を抜けると、すぐに川岸へと辿り着いた。
「あー、さかなっ、さかなっ(^q^)」
はいはい、川だからそりゃ魚もいるでしょーよっ。
って、おぃっ?!
透き通った水面から見えた魚の姿は、あまりにも胴体の長い魚だった。
さっきの魚の比じゃないぞっ?!
どーしてこーなった?!
すると、その魚は水中から顔を出したかと思うと、一直線に水ブレスを吐出してきた。
おいっ、なんだっ、あの破壊力っ!
アレを食らったらボクらはバラバラになってしまうんじゃ・・・。
そして相手は水の中。
これではボクらの分が悪い。
「おいっ、逃げるぞっ、あーちゃんっ」
「えーっ(^q^)」
ボクはまたもやgdるあーちゃんを無理矢理そこから連れ出した。
ふーっ、ここはお魚天国か?
ボクらは残る洞窟へと向かって歩き出した。
ボクの飽くなき道の冒険譚はまだまだ続く。