我が実家の野良猫事情 その8

お正月の帰省・2日目。
思う存分に遊んであげたおかげで、私の事を思いだしたのか、すっかりと懐いてくれた元子猫ちゃん。
外で結構な時間お相手をして、そろそろ家に入ろうかと思った時、裏玄関へ向かう私の前をピューッと新幹線の如く走っていく元子猫ちゃん。
その行き先は、裏玄関の扉前。
そして、こちらを振り向き、
「さぁ、早く開けてちょうだいな」
といわんばかりの表情。

え?
入るの?
怒られるよ?

扉を開けると、さも当然のように中へ入っていく元子猫ちゃん。
いやいやいや、ちょっと困るんだけど、怒られるのは私なんだけど。
裏玄関内にある大量の観葉植物の影に入って隠れる元子猫ちゃん。
「ふふっ、ここは私の場所」
いやー、そんな顔されてもダメですよ?
いかにして外へ出すか……そうよ、アレがあるじゃない。
必殺・猫じゃらし大作戦!
元子猫ちゃんは、いとも簡単に捕獲され、無事に外へ出されました。

そういえば、表玄関前に元子猫ちゃんがいた時は、扉を開けてもすぐに中に入らなかったけど、どうしてだろう?
家族いわく、裏玄関は術後一週間いたから、すぐに入りたがるけど、表玄関には一度も入った事がないから入らなかったんじゃない?と。
なるほろ。