それいけ!ファンゴ君 シーズン4 (28)

ボクは、究極のドスファンゴになる事を夢見て、一匹旅をしている。
凍土を出発したボクは、しばらく歩くとなんだか見覚えのある場所へとやってきた。
この風景は、どことなく前に通った地底洞窟に似ていた。
うぽっ、やはりここから落ちるしか進む道はないでつか・・・。
ボクは、覚悟を決めると息を止めて奈落の底へとダイブした。
いててててっ・・・尾てい骨の古傷gっ・・・。
尾てい骨を気にしながらも辺りを見渡すと、そこには見慣れたモンスター達がいた。
こんな所にもリノッチのお仲間がいるとはっ。
・・・リノッチ、元気でやってるかな?
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一方その頃、同じ地底火山内の他のエリアでは・・・。
ズボっ・・・ズボボボっ・・・
よしっ、敵はいないな?
4次元マンション成功!ってノブさんならシュールに呟くんだろうな。
一匹のリノプロスが、地面から這い出てきた。
さて・・・と、アイツを追い掛けてやってきたのはいいが、そろそろシュールに追い付くと思うんだけど・・・。
その辺でウロウロしてるといいな。
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ボクは、どことなく見覚えのある道を、前と同じように進んでみた。
隣りのエリアへ一歩足を踏み入れると、そこには灼熱の暑さが待っていた。
おぅふっ!ここから暑いんでつね?
夏毛に着替えねばっ!
ヌギヌギ・・・。
ボクは、冬毛から夏毛へと換装しようとした。
ん?
・・・誰かこっちを見てる?
少し離れた場所から、ドスイーオスがこちらの様子をうかがっていた。
アイツは確か・・・ドクドクイーオスか?
ボクの生着替えを覗き見るとは、まったくもってけしからんヤツだっ!
まさか・・・ボクの生着替えの隙を狙って襲おうという作戦かっ?!
しかし、下半身冬毛のまま戦闘態勢に入ったボクの真横を、ドクイーは足早に素通りしていった。
あ・・・れ?
なんか急用でも思い出したのかな?
それとも・・・オシッコ漏らしそうだったとか?ww
ま、いいやwww
ボクは涼しげな夏毛に着替え終わると、探索を再開する事にした。
ボクの飽くなき道の冒険譚はまだまだ続く。