モン・パレ

フ「どーもーっ♪フロギィでーす」
ジ「ジャギィでーす」
バ「バギィでーす」
フ・ジ・バ「三匹合わせてドスアンチでーっす♪」
週に一度、闘技場を借り切って、モンスターのモンスター達によるモンスターのための演芸「モンスター・パレード」が繰り広げられていた。
今日で三度目の出場となる、人気急上昇中のトリオ漫才「ドスアンチ」の出番がやってきた。
フ「えー、最近アレですね、むやみやたらと蟻塚を壊すモンスターがいるってね」
ジ「とんでもない話ですねー」
バ「全くなってないっすわー」
フ「毒らせるぞ、コノヤローっ!てね」
バ「眠らせるぞ、バカヤローっ!てね」
ジ「っ!・・・・・・???(あたふた」
特有の攻撃方が無いジャギィは、両隣りのフロギィとバギィをキョロキョロと見て、自分は何を言えばいいのかうろたえている。
フバ「まーまーまー♪」
そんなジャギィをなだめる二匹。
フ「えー、最近アレですね、むやみやたらと透明モンスターになってピンポンダッシュするモンスターがいるってね」
ジ「ほんっと大迷惑ですねー」
バ「全くなってないっすわー」
フ「毒らせるぞ、コノヤローっ!てね」
バ「眠らせるぞ、バカヤローっ!てね」
ジ「っ!・・・・・・???(あたふた」
ジャギィは、両隣りのフロギィとバギィをキョロキョロと見て、自分は何を言えばいいのか、またうろたえた。
フバ「まーまーまー♪」
そんなジャギィをなだめる二匹。
ジ「あの・・・さ、俺って・・・必要?」
フ「何言ってんだよー」
バ「必要に決まってるさー」
ジ「だって・・・さ、なんか・・・さ、俺いなくても・・・」
フ「お前がいないと、誰が俺とバギィの喧嘩を止めてくれんだよ!」
バ「そうさ、お前がいないと俺達の喧嘩は、終わりなき終焉を迎えるぞ!」
ジ「そっ、そっか!はは・・・は・・・って、俺、毒って眠ったら死ぬやんっ?!」
フバ「まーまーまー♪」
ジ「まーまーまー♪じゃねぇっつーのっ!」
フ・ジ・バ「失礼しましたー♪」